2013年12月22日 - 長期投資で自分年金づくり
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「なぜ、バブルは繰り返されるか?」を読んで (12/22)

「なぜ、バブルは繰り返されるか?」
(著:塚崎公義)を読んでの感想です。

過去のバブルの解説から、アベノミクスはバブルになり得るのか?
というところや、今後もバブルは起こりえるかまで、
”バブル”という実態のないものを巻末の経済用語を交えながら、
素人でも分かりやすく記載されいています。

著者はバブルを2種類定義(P.50)しており、

ひとつは「他力本願型バブル」
人々が「この株は割高だが、当分の間は他人が買うから、さらに値上がりするだろう。自分も買おう」と考えるバブル。

もうひとつは「惚れ込み型バブル」
投資家が投資対象に惚れ込んでしまうので、バブルであることにきづかないものです。

の2つです。
これらを挙げた上で、危険なのは後者と述べています。
詳細は本書にゆずるとして・・・

気になった点としては、P.138に。

同じスピードで技術革新を行い、おたがいに熾烈なシェア争いを行なうとすれば、両者とも利益はすこしもふえないでしょう。〜技術革新は需要を増やすとは限らない、ということです。

どこかで見たような内容。
そうです、私も大好きな本「株式投資の未来(著:ジェレミー・シーゲル)」でも再三挙ってきたポイントですよね。まさに第一章「成長の罠」のとおりだ。

勉強になったのは、P.154。

サブプライムローンについては、皆さまもよくご存知だと思います。
しかし私は表面的なところしか理解しておらず、証券化についてはよくわからず。
しかしこのページには実に分かりやすく解説されており、
これだけでも買ってよかった!
発行体とか意識したことなかったんで。

最後に、「バブルから身を守る処方箋」(P.191)が挙げられています。

下記が揃うときは、”投資せずにじっとしている方が賢明”と説いています。

1,高すぎると考える人々を説得するような、それらしい理屈があり、それが広く人々に信じられている

2.全員参加型である

3.資産価格が高騰し、景気も悪くないのに、一般的な物価は安定しているので、金融が比較的緩和されている

4.国内と海外の温度差が目立ってくる


としています。

著者はバブルを事前に予想するのは難しいとし、
もし下落し始めたら、損切りすることを決めておくべきとしています。
そうしないと大ケガを負いかねませんもんね。

とても良い本でした!オススメです!!


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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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