2014年01月04日 - 長期投資で自分年金づくり
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「そして日本経済が世界の希望になる」を読んで (1/4)

「そして日本経済が世界の希望になる」
(ポール・クルーグマン著)を読んでの感想です。


ご存知の方が多いと思いますが、著者のポール・クルーグマンは
2008年にノーベル経済学賞を受賞しているアメリカの経済学者です。

内容としては、自らが提唱していた、
インフレ目標の設定から不景気時のリフレ政策導入までを盛り込んだ
アベノミクスへの評価、って感じです(賞賛しておる)。
個人的には、ノーベル経済学賞受賞学者はこんなこと考えているのか、
というのが垣間見えた本でした。ちなみに実に平易に書いてあるので、
私のようなトーシローでもスラスラ読めてしまう感じでした。

内容にちょっと触れると、
いかに人々のマインドを変えることが大事かが懇々と書いてあります。

たとえば・・・

1つの政策がうまくいかなければ次の手を打つ、国債購入が効果を生まないなら他の資産を買う、何が何でもやる、ということだ。(P.104)

とか。やるぞやるぞの寸止め遊戯プレイ。

あとは・・・

中央銀行が「われわれの目的は円を安くすることである」ということはできない。もしそれを言えば他国とのあいだで大きな摩擦が生じる。だがある政策を追求し、その結果として円安になる、というストーリーなら問題はない。(P.89)

とか。ははぁ、やりたいことは隠しといて、”大人な対応”作戦ならオッケーですよと。
これは私には衝撃でしたが。まさかノーベル賞受賞者がこんなこと言うなんて!

気になったのは、出口戦略には触れてないこと。
このまま日銀が資産を買い続けることなんて出来ませんから、
いづれ辞める時が来る。今のアメリカみたいに。
そんとき日本大丈夫かな?が心配なのは私だけじゃないはず。

マイポートフォリオちゃん(日本株式分)の愕然とする下落もあり得るので、
さっさと見切って売りまくる予定の三十路投資家なのでした。

本自体はサラッと読めてしまうので、腰を据えて読むより、
ゴロゴロしながら読んだりするのにいいかもしれません!!

しかしクルーグマン著の「It's Baaaack!」の日本語訳が
「復活だあっ!」というのが可笑しかったのは私だけ・・・??



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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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