「30の戦いからよむ世界史(上)」を読んで (8/30)
「30の戦いからよむ世界史(上)」
(著者:関眞興)を読んでの感想です。

上下巻の上巻の方です。
上巻では、”カディッシュの戦い”から”ルイ14世の侵略戦争”までの
全14の戦いが納められてます。
さて、読んでまず思ったこと。
「昔っから、よく争ってるなぁ〜」ということ。
世界のあちらこちらで、理由はどうあれ戦いを起こし、いろいろともめてきた。
ただ驚かされるのは、そんなことはついこないだまで行われていたということ。
いかに今が平穏なときなのか…と痛感させられます。
では気になったところを引用しつつ、投資に活かせないか見てきます。
(赤字が本書よりの引用になってます)
アケメネス朝は、アッシリアと対照的に被支配民族に寛大な方針を採用した〜(省略)〜アケメネス朝は前5世紀を中心に繁栄を謳歌しました。(P.27〜28)
→厳しく取り締まると、取り締まわれた側の反感を買い、いずれ戦いが起こり消滅…
といった流れが多かったようですね。
その点アケメネス朝のように、寛大な方針を採用した場合、繁栄することが出来たよう。
ここから学べるのは、がんじがらめに管理する必要があるのか?ということ。
仕事場とかで感じますね。後輩くんをがんじがらめにしてしまったが故に、
その枠の中でしか考えなくなる。たぶん意見を持っていたんでしょうが、その意見さえ聞かず。
たぶんこのシステムはダメでしょう。”遊び”は必要かと思われます。
現代の婦人参政権の実現が、第一次世界大戦で婦人が軍需産業に従事するようになったことが契機であったことを考えると、歴史は繰り返していると感じられてしまいます。(P.49)
→役に立つことで発言権を持つ・・・とか思ってしまいます。
歴史上はそうだったようですね。つまりは活躍して認められさえすれば、
その集団の主張は通りやすいと。
長く根気のいる行いでしょうが、今後もこの流れは続くんでしょうね。
レピズスは三者の争いから失脚し、田舎に隠棲して生涯を終えました。(P.106)
→レピズスは古代ローマの政治家でした。
この時代(というか最近まで)では、だいたい失脚=死という構図だと感じますので、
この方は珍しい生涯だったのかもしれませんね。
名誉から見れば落ちぶれた見方をされそうですが、私なら甘んじて受けたいと思いますw
名誉欲を満たすより、田舎に隠居同然で過ごすことは悪いとは思いませんけどね。
ローマの軍団も時代がくだるにしたがってあり方を変えていきます。〜(省略)〜傭兵が軍隊の主流になったことがローマの衰退に連なっていったとも考えられます。(P.111)
→自軍の兵を持たなくなったことで、領土拡大の意欲が減退した・・・ように思えます。
完全に兵をアウトソースしたのだから当然といえば当然か。
そう考えると、投資でも企業がアウトソースしまっくってたら、
管理が大丈夫かチェックが必要ですよね。思考停止になっていないか、疑わないとね。
〜壮大な軍事作戦は、結局は失敗に終わってしまいました。その原因はいろいろ考えられますが、教皇から始まって、ビザンツ皇帝、諸国王や諸侯、宗教騎士団、関連した諸都市などの利害が対立し、統一行動がとれなかったことが大きな原因になります。(P.209)
→結局は、利害が一致するかどうか、その1点のようですね。
投資でも買収がする側/される側で利害が一致するならば、シナジーになるのかも。
だけど一方が搾取するようで利害が一致しないなら、
きっとその企業はダメ買収になるでしょうね。
この方向性はちゃんと見極めたいなぁ。
とかそんな感じでしょうか。
読み物としてサクッと読めてしまう感じですね。
次回、下巻について!!
文庫本、また戦いごとに読めるのが地味にメリットかもしれません。
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(著者:関眞興)を読んでの感想です。

上下巻の上巻の方です。
上巻では、”カディッシュの戦い”から”ルイ14世の侵略戦争”までの
全14の戦いが納められてます。
さて、読んでまず思ったこと。
「昔っから、よく争ってるなぁ〜」ということ。
世界のあちらこちらで、理由はどうあれ戦いを起こし、いろいろともめてきた。
ただ驚かされるのは、そんなことはついこないだまで行われていたということ。
いかに今が平穏なときなのか…と痛感させられます。
では気になったところを引用しつつ、投資に活かせないか見てきます。
(赤字が本書よりの引用になってます)
アケメネス朝は、アッシリアと対照的に被支配民族に寛大な方針を採用した〜(省略)〜アケメネス朝は前5世紀を中心に繁栄を謳歌しました。(P.27〜28)
→厳しく取り締まると、取り締まわれた側の反感を買い、いずれ戦いが起こり消滅…
といった流れが多かったようですね。
その点アケメネス朝のように、寛大な方針を採用した場合、繁栄することが出来たよう。
ここから学べるのは、がんじがらめに管理する必要があるのか?ということ。
仕事場とかで感じますね。後輩くんをがんじがらめにしてしまったが故に、
その枠の中でしか考えなくなる。たぶん意見を持っていたんでしょうが、その意見さえ聞かず。
たぶんこのシステムはダメでしょう。”遊び”は必要かと思われます。
現代の婦人参政権の実現が、第一次世界大戦で婦人が軍需産業に従事するようになったことが契機であったことを考えると、歴史は繰り返していると感じられてしまいます。(P.49)
→役に立つことで発言権を持つ・・・とか思ってしまいます。
歴史上はそうだったようですね。つまりは活躍して認められさえすれば、
その集団の主張は通りやすいと。
長く根気のいる行いでしょうが、今後もこの流れは続くんでしょうね。
レピズスは三者の争いから失脚し、田舎に隠棲して生涯を終えました。(P.106)
→レピズスは古代ローマの政治家でした。
この時代(というか最近まで)では、だいたい失脚=死という構図だと感じますので、
この方は珍しい生涯だったのかもしれませんね。
名誉から見れば落ちぶれた見方をされそうですが、私なら甘んじて受けたいと思いますw
名誉欲を満たすより、田舎に隠居同然で過ごすことは悪いとは思いませんけどね。
ローマの軍団も時代がくだるにしたがってあり方を変えていきます。〜(省略)〜傭兵が軍隊の主流になったことがローマの衰退に連なっていったとも考えられます。(P.111)
→自軍の兵を持たなくなったことで、領土拡大の意欲が減退した・・・ように思えます。
完全に兵をアウトソースしたのだから当然といえば当然か。
そう考えると、投資でも企業がアウトソースしまっくってたら、
管理が大丈夫かチェックが必要ですよね。思考停止になっていないか、疑わないとね。
〜壮大な軍事作戦は、結局は失敗に終わってしまいました。その原因はいろいろ考えられますが、教皇から始まって、ビザンツ皇帝、諸国王や諸侯、宗教騎士団、関連した諸都市などの利害が対立し、統一行動がとれなかったことが大きな原因になります。(P.209)
→結局は、利害が一致するかどうか、その1点のようですね。
投資でも買収がする側/される側で利害が一致するならば、シナジーになるのかも。
だけど一方が搾取するようで利害が一致しないなら、
きっとその企業はダメ買収になるでしょうね。
この方向性はちゃんと見極めたいなぁ。
とかそんな感じでしょうか。
読み物としてサクッと読めてしまう感じですね。
次回、下巻について!!
文庫本、また戦いごとに読めるのが地味にメリットかもしれません。
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