「ローマ亡き後の地中海世界 2」を読んで (9/20)
「ローマ亡き後の地中海世界 2」
(海賊、そして海軍)(著:塩野七生)を読んでの感想です。
(1巻の感想はこちら)
1巻の続きです。
イスラム教徒による海賊行為が引き続くわけですが、
それに対応し始めたキリスト教徒、という構図でしょうか。
さて、ここでも率直な感想というより、投資家目線での引用です。
(下記の赤字が引用文です)
同じ宗教を信じる仲でありながら内輪争いが絶えなかったのは、イスラム教徒だけの御家芸ではなかった。
(P.56)
→キリスト教徒も内紛がよく起きていたようだ。
端から見る分には、みんなで一致団結すれば強いだろうにと思うのだが、
内部での政治的なものもあるのだろう、何々派みたいな細分化が想像に難くない。
自分の職場でもみんな同じベクトルなら・・・といつも無念だ。
そう思うと、同一教徒であろうと、凄まじい数の人間が一致団結するのは難しいとわかる。
となると、その大多数を引きつけるリーダー(カリスマ)が必要なのかも。
故・スティーブ・ジョブズ氏みたいな方がいるかいないか、はやはり大きいのかもしれない。
イスラムの兵士は伝統的に、攻撃には強いが防御には弱い。(P.68)
→民族性もありそうですね。アラブ人というくくりでしょうか。
これを事業に当てはめれば、イスラム圏への進出は実は進みやすい、ということでしょうか。
守りが弱いだけに、経済的な進出には弱い・・・という拡大解釈です。
たとえばスタバ(SBUX)のように、お茶での進出がイスラム圏で功を奏すかもしれない。
とかとか。
で、投資とは関係ない話しでの感想を述べると、”ドン・ペドロ・デ・ノラスコ”という、
救出騎士団を半ば率いた感じの方がすごい!(P.181-198)
何がすごいって、帆柱もなく櫂も持ち去られた小舟で
北アフリカから地中海を渡ってスペインまで戻らなければならなくなったとき、
身につけていたマントを左右の手で広げて自らの肉体を帆にして帰りついたという。
正に神風。すごすぎ。物語の尾ひれはひれはゼヒ読んでご確認いただければ。
ということで現在は3巻目に突入中。
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(海賊、そして海軍)(著:塩野七生)を読んでの感想です。
(1巻の感想はこちら)
1巻の続きです。
イスラム教徒による海賊行為が引き続くわけですが、
それに対応し始めたキリスト教徒、という構図でしょうか。
さて、ここでも率直な感想というより、投資家目線での引用です。
(下記の赤字が引用文です)
同じ宗教を信じる仲でありながら内輪争いが絶えなかったのは、イスラム教徒だけの御家芸ではなかった。
(P.56)
→キリスト教徒も内紛がよく起きていたようだ。
端から見る分には、みんなで一致団結すれば強いだろうにと思うのだが、
内部での政治的なものもあるのだろう、何々派みたいな細分化が想像に難くない。
自分の職場でもみんな同じベクトルなら・・・といつも無念だ。
そう思うと、同一教徒であろうと、凄まじい数の人間が一致団結するのは難しいとわかる。
となると、その大多数を引きつけるリーダー(カリスマ)が必要なのかも。
故・スティーブ・ジョブズ氏みたいな方がいるかいないか、はやはり大きいのかもしれない。
イスラムの兵士は伝統的に、攻撃には強いが防御には弱い。(P.68)
→民族性もありそうですね。アラブ人というくくりでしょうか。
これを事業に当てはめれば、イスラム圏への進出は実は進みやすい、ということでしょうか。
守りが弱いだけに、経済的な進出には弱い・・・という拡大解釈です。
たとえばスタバ(SBUX)のように、お茶での進出がイスラム圏で功を奏すかもしれない。
とかとか。
で、投資とは関係ない話しでの感想を述べると、”ドン・ペドロ・デ・ノラスコ”という、
救出騎士団を半ば率いた感じの方がすごい!(P.181-198)
何がすごいって、帆柱もなく櫂も持ち去られた小舟で
北アフリカから地中海を渡ってスペインまで戻らなければならなくなったとき、
身につけていたマントを左右の手で広げて自らの肉体を帆にして帰りついたという。
正に神風。すごすぎ。物語の尾ひれはひれはゼヒ読んでご確認いただければ。
ということで現在は3巻目に突入中。
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