「2014 - 2015 世界のマネーは米国に向かう」を読んで (10/5)
「2014 - 2015 世界のマネーは米国に向かう」
(著者:藤田勉)を読んでの感想です。
・・・今年の早い段階で読んでましたし感想も書いてたんですが、
くだんのPCブッコワレ(記事はこちら)によりデータ爆死・・・
それにより再度感想文を書くのかと心が折れてましたが、ここに復活!
内容は米国経済の復活から米国株投資まで幅広ーく米国について。
ただ著者(藤田勉氏)は今年に入ってから
「2020 世界のマネーは東京に向かう!」という本を起こしていることからも、
”ほぼメリットしか書いていないポジショントークの面がある”
ということを割り引いて読む必要があるでしょう。
それでは本の内容を引用しつつ感想を記載します。
(引用文は赤字です)
気になったところとしては、
・配当成長戦略とは何か(P.132)
・シェール革命で急成長するMLP(P.186)
の2つです。
まず、・配当成長戦略とは何か(P.132)から。
配当性向が低く、かつ自己資本比率が高いと、安定した配当成長が期待できる(P.134)
→当然、配当性向が低ければ増配余地が大きい訳で・・・増配するかは企業次第ですが。
また米国企業は”連続増配何年”のように、毎年増配する企業が複数見当たる。
あのリーマンショックを経てもそれが途切れない企業もゴロゴロある(ゴロゴロも?)。
ただ自己資本比率は日本の優良企業ほど高くないと思われ・・・
あのバフェット氏大好きコカ・コーラ(KO)でさえも、自己資本比率約37%ですから。
借入金の返済利回りを超える業績をたたき出す、という精神が強いんだろうなあと米国には思う。
高配当株投資は〜(省略)〜市場全体が大きく下落する時には、下値抵抗力が高いのが特徴である(P.134)
→これは、「株式投資の未来」の第10章 配当再投資 下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル(P.158)に通じますね。
まさにそのまんまだなぁと激しく同意するポイント。
果たして今後の高配当株の行方は・・・うーん、保有している銘柄で体感することになるね。
さて続いて・シェール革命で急成長するMLP(P.186)について。
MLPについて書いてある本ってあんまり見たことないです。
私はこの本が最初だった。
MLPは税制が米国市民でもメンドいので、なおのこと日本人には特段進んで投資しなくていいかなと。
投信でMLPに投資するのもあるけど、信託報酬高いし売買手数料取られるしで・・・アレだね、アレ。
と、私見ブッチギリですみませんでしたが、下記に引用を記載します。
MLPの場合、MLPという法人には課税されず(例外がある)、その配当を受け取る投資家のみが課税される。他の金融商品に投資する場合と比べて、税制が複雑であり、納税体系が異なる。(P.199)
→正に私見通りですいやせん。REIT的な。
シェールガスでこれからが本格化かと思われるMLPですが、そのリスクについて。
今後も、環境団体から厳しい目をシェール開発に向けられるだろう。(P.201)
MLP自体が急成長して目立つ存在になれば、税収確保の目的でMLPの優遇税制が変わることはありえる。(P.203)
→環境については、飲み水が汚染されて飲めなくなったとか、地震が誘発されているとか聞きますね。
果たしてどうなることやら…
最近のWTI原油先物もシェールガスのおかげで下げている面があると聞きますし。
またMLPの税制優遇についても、これは読めませんな。そうなったらそうなったで。
と、グダグダ書いてしまいましたが、
米国について色々わかることもあるので読んでいてオモシロかったです。
特にサテライト投資として米国株ストロングバイ戦略を敷いてしまった私としては、
ゴツゴーシュギシャ的に都合の良い理屈を強化している感がありますが。
そんな方へはうってつけ。
またMLPについて知りたい方は、ページ数それほどでもないので、本屋で確認されてはいかがでしょ。
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(著者:藤田勉)を読んでの感想です。
・・・今年の早い段階で読んでましたし感想も書いてたんですが、
くだんのPCブッコワレ(記事はこちら)によりデータ爆死・・・
それにより再度感想文を書くのかと心が折れてましたが、ここに復活!
内容は米国経済の復活から米国株投資まで幅広ーく米国について。
ただ著者(藤田勉氏)は今年に入ってから
「2020 世界のマネーは東京に向かう!」という本を起こしていることからも、
”ほぼメリットしか書いていないポジショントークの面がある”
ということを割り引いて読む必要があるでしょう。
それでは本の内容を引用しつつ感想を記載します。
(引用文は赤字です)
気になったところとしては、
・配当成長戦略とは何か(P.132)
・シェール革命で急成長するMLP(P.186)
の2つです。
まず、・配当成長戦略とは何か(P.132)から。
配当性向が低く、かつ自己資本比率が高いと、安定した配当成長が期待できる(P.134)
→当然、配当性向が低ければ増配余地が大きい訳で・・・増配するかは企業次第ですが。
また米国企業は”連続増配何年”のように、毎年増配する企業が複数見当たる。
あのリーマンショックを経てもそれが途切れない企業もゴロゴロある(ゴロゴロも?)。
ただ自己資本比率は日本の優良企業ほど高くないと思われ・・・
あのバフェット氏大好きコカ・コーラ(KO)でさえも、自己資本比率約37%ですから。
借入金の返済利回りを超える業績をたたき出す、という精神が強いんだろうなあと米国には思う。
高配当株投資は〜(省略)〜市場全体が大きく下落する時には、下値抵抗力が高いのが特徴である(P.134)
→これは、「株式投資の未来」の第10章 配当再投資 下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル(P.158)に通じますね。
まさにそのまんまだなぁと激しく同意するポイント。
果たして今後の高配当株の行方は・・・うーん、保有している銘柄で体感することになるね。
さて続いて・シェール革命で急成長するMLP(P.186)について。
MLPについて書いてある本ってあんまり見たことないです。
私はこの本が最初だった。
MLPは税制が米国市民でもメンドいので、なおのこと日本人には特段進んで投資しなくていいかなと。
投信でMLPに投資するのもあるけど、信託報酬高いし売買手数料取られるしで・・・アレだね、アレ。
と、私見ブッチギリですみませんでしたが、下記に引用を記載します。
MLPの場合、MLPという法人には課税されず(例外がある)、その配当を受け取る投資家のみが課税される。他の金融商品に投資する場合と比べて、税制が複雑であり、納税体系が異なる。(P.199)
→正に私見通りですいやせん。REIT的な。
シェールガスでこれからが本格化かと思われるMLPですが、そのリスクについて。
今後も、環境団体から厳しい目をシェール開発に向けられるだろう。(P.201)
MLP自体が急成長して目立つ存在になれば、税収確保の目的でMLPの優遇税制が変わることはありえる。(P.203)
→環境については、飲み水が汚染されて飲めなくなったとか、地震が誘発されているとか聞きますね。
果たしてどうなることやら…
最近のWTI原油先物もシェールガスのおかげで下げている面があると聞きますし。
またMLPの税制優遇についても、これは読めませんな。そうなったらそうなったで。
と、グダグダ書いてしまいましたが、
米国について色々わかることもあるので読んでいてオモシロかったです。
特にサテライト投資として米国株ストロングバイ戦略を敷いてしまった私としては、
ゴツゴーシュギシャ的に都合の良い理屈を強化している感がありますが。
そんな方へはうってつけ。
またMLPについて知りたい方は、ページ数それほどでもないので、本屋で確認されてはいかがでしょ。
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