「勝てるROE投資術」を読んで (1/25)
「勝てるROE投資術」
(著者:広木隆)を読んでの感想です。
本書を開いて早速下記のコメントが出てきます。
(引用は赤字です)
ROEについて述べた書籍では本書がベストである。(P.3)
という自信に満ちた宣言が。ただこれはユーモアでもあって、
ほかにROEについて書かれた書籍がないからである(2014年秋現在)。(P.3)
とも書かれていたり。
で、私が実際読んで感じたことも、次のコメント通りかなと。
あくまでも投資に有効な指標としてROEを理解し、これを使えるようにすることを志向した。(P.4)
とのことで、ROEの計算についてだいぶページが割かれています。
投資をしている人なら理解している人が多いであろう、
下記などの計算式を成り立ちから解説しています。
ROE = 1株純利益(EPS) / 1株純資産(BPS) (P.22)
PBR = PER × ROE (P.22)
ROE = (当期純利益 / 売上高) × (売上高 / 資産) × (資産 / 自己資本) (P.55)
印象としては、「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」に近いでしょうか。
「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」の読書感想文は
「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」を読んで(11/30)
ただ私のようなしょっぱいレベルでは、ROEはさほど重視していませんでした。
私は表面的な予想PERを見て、EPSが今後も伸びるかどうかを鑑みての検討がまずあって、
次いで偽りの効かないキャッシュフローを見てました。
そして第三として、営業利益マージンがどの程度、売上エリアはどこかといった情報を見る。
で本書肝心のROEに至っては参考に見るぐらいでした。「ああ、いいね」とか…
この本を読んで実際に買いたい企業の決算資料から計算するようなことをすれば、
当然自分の血肉になってくるだろうなというのは、想像にがたくありません。
しかし私は個別株はさほど増やすつもりもなく…モチベーションで言うと高くない。
これからも個別株の選別をして投資するんだ!という人には読んで損はないと思います。
で、話しを本書に戻すと、日本のそれぞれの産業ごとの業種別ROEが論じれていたり、
過去のデータから検討してみると、儲かるのは「高ROE」ではなく「低PBR」だった(P.100)
ということが検証されています。
また、本書全体から感じるのは次のコメントに集約されるかもしれません。
JPX日経400に投資して儲かるようにしていかなければいけない(P.231)
著者の広木氏はマネックス証券のストラテジストですので、
そのバイアスを考える必要性はありますが、私も同意見です。
世界中の投資家から注目してもらい投資してもらうには、
こういった指標でしっかりリターンが出ている旨を示していくべきですよね。
・・・ということで私も連動するETF買いますた。
最後にロバート・ルービン氏のコメントが引用されています。
これはやっていかないとね!
長い目で見れば、より深く考え抜いたうえでの意思決定は、全体としては望ましい結果につながり、結果そのものよりも、いかに検討を加えて意思決定が行われたかが評価されることになる。(P.232-233)
オススメです!
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(著者:広木隆)を読んでの感想です。
本書を開いて早速下記のコメントが出てきます。
(引用は赤字です)
ROEについて述べた書籍では本書がベストである。(P.3)
という自信に満ちた宣言が。ただこれはユーモアでもあって、
ほかにROEについて書かれた書籍がないからである(2014年秋現在)。(P.3)
とも書かれていたり。
で、私が実際読んで感じたことも、次のコメント通りかなと。
あくまでも投資に有効な指標としてROEを理解し、これを使えるようにすることを志向した。(P.4)
とのことで、ROEの計算についてだいぶページが割かれています。
投資をしている人なら理解している人が多いであろう、
下記などの計算式を成り立ちから解説しています。
ROE = 1株純利益(EPS) / 1株純資産(BPS) (P.22)
PBR = PER × ROE (P.22)
ROE = (当期純利益 / 売上高) × (売上高 / 資産) × (資産 / 自己資本) (P.55)
印象としては、「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」に近いでしょうか。
「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」の読書感想文は
「バリュー株投資は「勝者のゲーム」!」を読んで(11/30)
ただ私のようなしょっぱいレベルでは、ROEはさほど重視していませんでした。
私は表面的な予想PERを見て、EPSが今後も伸びるかどうかを鑑みての検討がまずあって、
次いで偽りの効かないキャッシュフローを見てました。
そして第三として、営業利益マージンがどの程度、売上エリアはどこかといった情報を見る。
で本書肝心のROEに至っては参考に見るぐらいでした。「ああ、いいね」とか…
この本を読んで実際に買いたい企業の決算資料から計算するようなことをすれば、
当然自分の血肉になってくるだろうなというのは、想像にがたくありません。
しかし私は個別株はさほど増やすつもりもなく…モチベーションで言うと高くない。
これからも個別株の選別をして投資するんだ!という人には読んで損はないと思います。
で、話しを本書に戻すと、日本のそれぞれの産業ごとの業種別ROEが論じれていたり、
過去のデータから検討してみると、儲かるのは「高ROE」ではなく「低PBR」だった(P.100)
ということが検証されています。
また、本書全体から感じるのは次のコメントに集約されるかもしれません。
JPX日経400に投資して儲かるようにしていかなければいけない(P.231)
著者の広木氏はマネックス証券のストラテジストですので、
そのバイアスを考える必要性はありますが、私も同意見です。
世界中の投資家から注目してもらい投資してもらうには、
こういった指標でしっかりリターンが出ている旨を示していくべきですよね。
・・・ということで私も連動するETF買いますた。
最後にロバート・ルービン氏のコメントが引用されています。
これはやっていかないとね!
長い目で見れば、より深く考え抜いたうえでの意思決定は、全体としては望ましい結果につながり、結果そのものよりも、いかに検討を加えて意思決定が行われたかが評価されることになる。(P.232-233)
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