2017年12月 - 長期投資で自分年金づくり
fc2ブログ

「風姿花伝」を読んで(12/26)

「風姿花伝」(世阿弥)を読んでの感想です。
「岩波文庫」の本気モノではなく「NHK100分de名著ブックス」の…です。



博識さがにじみ出る鯰先輩から教えていただきまして。

さて、世阿弥というと「能」のイメージのみで、その生涯のことも知りませんし、
そもそも能自体よくわからんというレヴェルでした。

しかし実際読んでみると、能を通した繁栄の模索、技術面・精神面の追求など、
まさに能を通して「生きる」とは…を考えさせられました。この「NHK 100分de名著ブックス」は
その名の通り短時間で読める本なので、「風姿花伝」のさわりにはとても良いんじゃないでしょうか。

それでは引用を。
(引用は赤字です)

一からの創造だけでなく、物事の新しい切り口やとらえ方を創造することが革新なのです。これまでよかったからと言ってそこに安住していると、結局何の進歩もない。どんなによくても、それをいかに壊して、超えていくかということを考えなかったら、人気や景気という不安定なものが支配するマーケットでは勝てないのです。(P.37)

ドラッカーに通じるイノベーションに通じるとのこと。
のっけからこれですから。読むべし!

世阿弥は、年を取ったからといって能は終わりではないと言っている。そのあとがあるのだ、老いてこそふさわしい芸というものがあるから、それに挑むべきだと言っているのです。(P.50)

なんだか勇気づけられた…

ただ声を出すのではなく、溜めをつくってから出す。ただ足を前に運ぶのではなく、溜めをつくってから運ぶ。そして、「機会」をとらえて声を出す。この機会とは、自分だけの機ではなく、観客の機でもあります。それをとらえて声を出すのです。(P.84)

場は生き物であり、自分だけの機ではないということ。
投資に結ぶなら、「ゾーン」(マーク・ダグラス)にも、自分そのものが流れの一部になる、
という記載がありますね。
またオサレマンガで言うならば、「ブリーチ」(久保帯人)にも、自分そのものが必殺技になる、
ということがあります。自分の都合だけでない、融合…これわ…

といった具合です。
そのほか、読んで損はありません。
世阿弥の生涯というのも、政治が絡んでいてなんとも…な面もわかりました。
能に真摯に向かい合ったからこその会得…生きるとは。


follow us in feedly



面白い記事でしたら、応援ポチしていただけるとうれしいです!
ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログをblogramで分析
ブログ内検索
ブログランキング
ランキングに参加しています。応援していただけると幸いです!
プロフィール
(当ブログはリンクフリーです)

モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

feedlyへ登録!!
follow us in feedly
Twitter
カレンダー
11 | 2017/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
カテゴリ
リンクサイト
いつも更新を楽しみにしてるサイトです!
にほんブログ村
月別アーカイブ
FC2カウンタ
RSSリンクの表示