2019年03月21日 - 長期投資で自分年金づくり
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PERについて(3/21)

代表的な株価を測る指標かと思います。
PER=株価/EPS
非常にシンプルな定義。
(シンプル故に奥深く色々と内包していると思いますが…)

私の投資は基本この指標を頼りにしており、
コレ1本足打法と言っても過言ではありません。

でね、先日、ディズニーが「Disney+」という動画配信サービスを開始する、
とのニュースを見て、ディズニー(DIS)のPERっていくつかな?と。

Yahoo financeで調べると、実績のEPSで見てもPER15倍程度と。
同様の見方を生活必需のP&G(PG)で行ってみると、PER24倍程度となる。

この違いは何か?
PERは業種が異なるもの同士の比較には用いないと思いますが、
そもそも業種ごとの違いが出るのはなぜか?

最近よく思うんですが、利益の継続性を見られているのではないかと。

例えばDISは映画を配信しておりますが、これって売れるか否か、
高い精度で計算できないと思うのです。
(分析屋は精度高くだしていると思いますが、ここでは”株屋は”という意味)
そのため株を買う立場からすると、その利益の継続性は高いとは言えない。
大きく当たる時もあるし、逆に赤字になるかもしれない。

逆にPGでは、生活していく上で買わないわけにはいかない製品ばかり。
すると、ある程度人間がいて生活していくとなると、まま売り上げなり計算しやすい。

それに、映画を見なくても死にませんが、洗剤買わないとすると、“社会的に”死ぬかもしれない。
どっち買う?となると、ねえ。

と、もしかしたらここまで読んで納得された方もいるかもしれませんが、騙されちゃいけない。

何がって?
DISの売り上げ比率を見てみましょう。

(売り上げ比率)
Media Networks:41.7%
Parks and Resorts:35.4%
Studio Entertainment:15.0%
Consumer Products & Interactive Media:7.8%

(営業利益比率)
Media Networks:46.4%
Parks and Resorts:25.2%
Studio Entertainment:18.1%
Consumer Products & Interactive Media:10.2%

(DIS IRより2018年4Q資料より)


あくまでDISの売り上げ、利益の大半を占めるのはMedia Networksなんです。
映画はあくまで、全体の一部分でしかない。
(とはいえ、キャラクタービジネスですから、ここでぶん回してMedia Networksに還元、
というのは見えすぎる話ではありますけれど)

だからここで展開した「利益の継続性」という点で言うと、映画の売り上げうんぬんは、
EPSへの影響が全然ない、ということ。人を信じてはいけませぬ。
ただ解釈というか、今後への展望という点では感じ方それぞれですが。

今日もこうやって、アレコレ妄想を膨らますのでしたとさ。めでたしめでたし。

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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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