「リスクを取らないリスク」を読んで 〜前編・概要は…〜 (10/12)
「リスクを取らないリスク」
(著者:堀古英司)を読んでの感想です。
著者の堀古氏というと、テレビ東京の番組"ワールドビジネスサテライト"
で知ってる方が多いかと思います。
よくアメリカ中継でマーケットの解説をしてましたよね。
私もそれで知っている感じでした。
さて内容。
タイトル通り、リスクについて書いてあるわけですが、
特に日本人は"何もしない選択(リスクを取らないリスク)"を選ぶ傾向が多く、
その状態でいると、今後日本で起こりうる格差や年金問題で大ダメージ負いますよ、
という警笛を鳴らしています。
そうならないために、リスクを取らないリスク対策を提示しています。
特に若い世代に向けた感じでしょうか?
リスクテイカーとしてのキャリアについて、最後には熱弁を振るわれています。
それでは、いつも通りに本の引用をしつつ、投資に使えそうなところを見ていきます。
(引用箇所は赤字です)
まず、リスクとリターンについて。
世の中の金融商品で、ハイリスク・ローリターン、ハイリスク・ノーリターンはあるが、ローリスク・ハイリターンやノーリスク・ハイリターンは有り得ない、ということです。(P.30)
→当たり前ですが、そうですよね。
よく信じられない利回りを詠う商品が出てきますが、それは詐欺です。
そんな良い利回りの商品があるなら、他人に教えないで一人でガメればいいじゃない。
ということかと。堀古氏もそれは詐欺だから注意せよとコメントしています。
で、次に挙げるのは、一番衝撃だったところ。
この発想は、すみません、私にはなかったです・・・
例えば2001年9月にアメリカで同時多発テロが起こって人々の不安心理は最高潮に達し、株価も急落となりました。このときは多くの人が、リスクを取る勇気がなくなっている状態です。このようなときは需要と供給の関係で、リスクを取る人がより有利な状況になるのです。(P.33)
→株を買うときですが、
私は配当利回りを見たり、予想PERから割安だなぁと食指を伸ばしますが、
この堀古氏の発想!
リスクの担い手が減っているとき=株価が下がっているとき、なのだから、
ここでリスクを取るということは、より大きいリターンを得られる可能性がある、
ということかと。
もちろん、株価下げた=拾え、という単純なものではなく、
上げる、もしくは復旧する根拠を踏まえてのリスクテイカーになれ、ということでしょう。
出なければ、株価が下げた度に出動して大変なことにw
個人的には、この発想は身になったなーと勝手に思った。
で3つ目。当たり前ですが、こんなこと。
重要なことは、リスクを想定することもそうですが、それを実行に移さなかったときに何が起こるかというリスクも想定することです。実行したときのリスク、実行しなかったときのリスクの両方を分析し、最終的にどちらの選択肢を選ぶべきか判断を下さなければなりません。(P.77-78)
→ちゃんと意識してコレに臨んだことはアリマセン・・・が、これですよね。
思考停止に何もしないリスクに晒されているのが大半の日本人かなと思います。
リスクを取るのはコワイですが、両天秤に掛けてチャレンジしたいものですね。
ということで、前編はここまで。
次回はリスクを取らないリスク対策として、
堀古氏が挙げるプランについて書いてみまっす。
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(著者:堀古英司)を読んでの感想です。
著者の堀古氏というと、テレビ東京の番組"ワールドビジネスサテライト"
で知ってる方が多いかと思います。
よくアメリカ中継でマーケットの解説をしてましたよね。
私もそれで知っている感じでした。
さて内容。
タイトル通り、リスクについて書いてあるわけですが、
特に日本人は"何もしない選択(リスクを取らないリスク)"を選ぶ傾向が多く、
その状態でいると、今後日本で起こりうる格差や年金問題で大ダメージ負いますよ、
という警笛を鳴らしています。
そうならないために、リスクを取らないリスク対策を提示しています。
特に若い世代に向けた感じでしょうか?
リスクテイカーとしてのキャリアについて、最後には熱弁を振るわれています。
それでは、いつも通りに本の引用をしつつ、投資に使えそうなところを見ていきます。
(引用箇所は赤字です)
まず、リスクとリターンについて。
世の中の金融商品で、ハイリスク・ローリターン、ハイリスク・ノーリターンはあるが、ローリスク・ハイリターンやノーリスク・ハイリターンは有り得ない、ということです。(P.30)
→当たり前ですが、そうですよね。
よく信じられない利回りを詠う商品が出てきますが、それは詐欺です。
そんな良い利回りの商品があるなら、他人に教えないで一人でガメればいいじゃない。
ということかと。堀古氏もそれは詐欺だから注意せよとコメントしています。
で、次に挙げるのは、一番衝撃だったところ。
この発想は、すみません、私にはなかったです・・・
例えば2001年9月にアメリカで同時多発テロが起こって人々の不安心理は最高潮に達し、株価も急落となりました。このときは多くの人が、リスクを取る勇気がなくなっている状態です。このようなときは需要と供給の関係で、リスクを取る人がより有利な状況になるのです。(P.33)
→株を買うときですが、
私は配当利回りを見たり、予想PERから割安だなぁと食指を伸ばしますが、
この堀古氏の発想!
リスクの担い手が減っているとき=株価が下がっているとき、なのだから、
ここでリスクを取るということは、より大きいリターンを得られる可能性がある、
ということかと。
もちろん、株価下げた=拾え、という単純なものではなく、
上げる、もしくは復旧する根拠を踏まえてのリスクテイカーになれ、ということでしょう。
出なければ、株価が下げた度に出動して大変なことにw
個人的には、この発想は身になったなーと勝手に思った。
で3つ目。当たり前ですが、こんなこと。
重要なことは、リスクを想定することもそうですが、それを実行に移さなかったときに何が起こるかというリスクも想定することです。実行したときのリスク、実行しなかったときのリスクの両方を分析し、最終的にどちらの選択肢を選ぶべきか判断を下さなければなりません。(P.77-78)
→ちゃんと意識してコレに臨んだことはアリマセン・・・が、これですよね。
思考停止に何もしないリスクに晒されているのが大半の日本人かなと思います。
リスクを取るのはコワイですが、両天秤に掛けてチャレンジしたいものですね。
ということで、前編はここまで。
次回はリスクを取らないリスク対策として、
堀古氏が挙げるプランについて書いてみまっす。
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