「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」を読んで (12/7) - 長期投資で自分年金づくり

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」を読んで (12/7)

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」
(副題:エネルギー情報学入門)
(著者:岩瀬昇)を読んでの感想です。

内容としては、日本のエネルギー事情から、シェール革命、
石油という戦略物資・商品としての価値等について記載されています。
コンパクトに要点がまとめられており、
私のようなエネルギー初心者でも理解し易かったです。

この本を手に取ったのは、エネルギー企業へ投資しているからですね。
より知識を得ようとしたわけです。
シェブロン(CVX)へ投資しているのがいいことなのかどうなのか…

さて、読んでいて面白かったところや投資に活きそうなところをピックアップ。
勝手に興味があったところを項目化すると下記3つです。

1)地下資源ってどこに帰属するの?
2)資源量と埋蔵量って何が違うの?
3)石油って誰が支配しているの?


て感じです。私的に。
(引用は赤字です)

まず(1)地下資源ってどこに帰属するの?ってはなし。

地下資源は国家の財産、という考え方が普遍的だ。だから石油開発でまず最初にやる仕事は、地下の石油・天然ガスを探鉱、開発、生産する権利、つまり「鉱業権」を政府から取得することである。(P.51)

国のもの。当たり前か。で、これがアメリカだとどうなるのか?

アメリカでは、地下資源は土地所有者のものなので、鉱業権は土地所有者に帰属している。(P.52)

自由の国、アメリカ…個人的には象徴しているなぁと感じました。

次に(2)資源量と埋蔵量って何が違うの?ってはなし。

「資源量」とは、地中に存在するすべての炭化水素量のこと…(省略)(P.88)

「埋蔵量」とは、この「技術的に回収可能な資源量」のうち、通常の方法で経済的な採掘が可能なもの…(省略)(P.89)


埋蔵量も回収可能性に応じて呼び方が異なり、何種類か区分けが記載されています。

実は、埋蔵量の定義は世界的に統一されているわけではない。
アメリカでは、既述のSEC基準と、世界石油工学技術者協会の定義が代表的だ。(P.96)


という、解釈の違いで埋蔵量が異なるようですね。

で最後(3)石油って誰が支配しているの?ってはなし。

今でもOPEC vs アメリカのシェール開発企業、みたいな構図ですが、
本の中でもOPECと旧セブン・シスターズの戦いのようなものが記載されており、
実に興味深いはなしでした。簡単に引用すると次の通りです。

市場の支配権がセブンシスターズからOPECに移り、産油国の意向で価格も供給量も変化するようになったからだ。(P.132)

「逆オイルショック」は石油価格の決定権がOPECから市場に移ったことを示す一大事件だった。(P.149)

原油価格はWTIを見ればおおよその推移はわかるわけですが、
水面下ではOPECや旧セブンシスターズのようなオイルメジャーとの戦いが続くんでしょうね。
今後も目が離せないわけですが。

まとめとして、私はこの本を読んで、まだまだ石油というエネルギーは強いと感じました。
少なくとも今後30年程度、代替エネルギーに覇権は取られないだろうと。
なのでシェブロン(CVX)ヘの投資は続けますし、ホールドしていきます。

オススメ本です!
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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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