「ずる(嘘とごまかしの行動経済学)」を読んで(後編) (12/14) - 長期投資で自分年金づくり

「ずる(嘘とごまかしの行動経済学)」を読んで(後編) (12/14)

「ずる(嘘とごまかしの行動経済学)」
(ダン・アリエリー著)を読んでの感想の後編です。


(前編は「ずる(嘘とごまかしの行動経済学)」を読んで(前編)

さて後編。
前編ではごまかしをどの程度するものなのか?
またその回避方法はないのか?の部分を抜き出して書いてみました。

後編では、
(1)いかに人を信じてしまうのが怖いのか
(2)腐敗は少しずつ・・・

の2本立てですw

まず(1)いかに人を信じてしまうのが怖いのかについて。
(引用は赤字です)

わたしたちはだれか(またはどこかの組織)に恩義を受けると、その人(組織)と関係のあるものを何でも偏愛するようになる。そしてもとの恩義(この場合は報酬金額)が大きくなればなるほど、偏愛の度合いも高まるということだ(P.94)

実験で、どちらの絵画が好きか問われた被験者たち。
片方の絵からのスポンサーからお金をもらっていると、
知らず知らずその絵を好きと答えるという。
怖いね、バイアス。

これを踏まえて下記文をどうぞ。

歯科医は患者と気安くなればなるほど、自分の経済的利益になるような処置を勧めることがますます多くなる。その一方で、長期の患者は、長年育んできた信頼関係をもとに、歯科医の助言をますます受け入れやすくなるのだ。(P.274)

歯科医が、自分にマージンの発生する処置方法を抱えていたとすると、
患者がどうなろうが、その方法を薦めてくる。
そして、我々患者は、長年の付き合いにより、それを無条件に受け入れるという…
コワイ、コワイ&コワイ。

ここからわかるのは、バイアスを持っている人に相談しないということ。
バイアスを持っている人は、当然そのバイアスを薦めてくる。
結果、同じバイアスを持った人間の誕生になる。

難しいのは、どうやってバイアスを持っているか否か判断すること。
私的には無理だわ。
だから"疑ってかかること"。これしかないかなー。

そして(2)腐敗は少しずつ・・・

ごかましをする人が自分と同じ社会集団に属しているとき、わたしたちはその人を自分と重ね合わせ、ごまかしが社会的に受け入れられやすくなったと感じる。だがごまかしをする人がよそ者だと、自分の不品行を正当化しにくくなり、その不道徳な人物や、その人が属するほかの(ずっと道徳性の低い)外集団から距離を置きたいという願望から、かえって倫理性を高めるのだ。
より一般的には、わたしたちが自分の行動(ごまかしを含む)の許容範囲をきめるうえで、他人の存在がとても重要だということを、これらの結果は示している。(P.245-246)


不正を働いている人が身近にいる場合、自分も知らず知らず手を染めている…
腐敗は気づかぬ内に心に浸食しているのだ。
コワイ、コワイ&コワイ(2回目)
何がコワいって、ごまかしをする自分を正当化しちゃうからね。
疑うという精神もないでしょうね。
これが行ききったら…

という後編でした。
誰かのためになったら幸いです。

ちなみに、投資的なことを言うと、ヘルスケア分野に対する目に見えない"強さ"
書いてあります(P.95-100)。
これは!!と思いますが割愛(すみません、書くの大変)。
興味がある方は手に取ってみてくだされー。
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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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