「イタリア遺聞」を読んで (1/3) - 長期投資で自分年金づくり

「イタリア遺聞」を読んで (1/3)

「イタリア遺聞」(塩野七生著)を読んでの感想です。

最近ハマり中の塩野七生氏の本。
今回は塩野氏が他大作(「ローマ人の物語」や「海の都の物語」など)
を書いていくにあたって、使用されなかった正に"遺聞"の短編集です。

初版は平成6年刊行ですから、かれこれ20年近く前なんですね。
でも色あせない感じがまたすごさを感じます。

さて読んで面白かったところをピックアップします。
(引用文は赤字です)

ちょっと長い引用になりますが、トルコ帝国の"インフレ"について。
この頃もあったんですね、インフレ。

トルコの通貨は、アスプロと呼ばれる銀貨だった。ところが、国の領土は広大でも経済的技術では劣っていたトルコでは、通貨の価値の減少がひどく、反対にヴェネツィアの金貨は安定していたのである。15世紀はじめにアスプロ銀貨が造られた頃は、1ドゥカートにつき10アスプロが相場であったのが、この世紀の後半には、40アスプロないと1ドゥカートに値しないほどになる。16世紀に入ると、それが54アスプロに増え、17世紀には80アスプロ、18世紀ともなると、100アスプロ対1ドゥカートが換金の基準になる始末。トルコ帝国の経済は、慢性状のインフレであったということであろう。(P.219)

経済だなぁと。
ちなみにドゥカートとは、ヴェネツィアの通貨のことです。

またその他興味を惹かれたところで言えば、
ヴェネツィア共和国大使のダニエル・ドルフィンという人物。
18世紀末、衰退の一途のヴェネツィアに対して、友好を図ろうとした新興国アメリカ。
齢い35歳にして駐仏大使だったドルフィンの次に放った言葉がすごい。

「アメリカ合衆国は、将来、世界で最も怖るべき力を持つ国家になるでありましょう」(P.225)

SUGEEE!!透察力!!
今でこそ超大国アメリカを痛感しますが、このときはまだまだ新興国。
先見の明といいますか、優れた男だったのでしょうね。
きっと投資家としてでも成功を納めたんだろうなぁとか思ってしまいまして。

その他でも、トルコのハレムのはなし(「ハレムのフランス女」(P.47-54))なども、
実に面白かったです。
上記ページ数からもわかるように、短編のため各話が短いです。
ちょびちょび読むのをオススメします!
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Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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