「価値の探究者たち」を読んで(1/15) - 長期投資で自分年金づくり
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「価値の探究者たち」を読んで(1/15)

「価値の探究者たち」(著者:Ronald W.Chan)を読んでの感想です。


まず気になったのは、発行が「一般社団法人 金融財政事情研究会」なんですよね。
いわゆるFP技能士の試験(ファイナンシャル・プランニング技能検定)でおなじみの。

わたしも2級受験時にここの問題集を使ったんですが難しかった…w
本試験が拍子抜けするぐらいにw(個人的には「かんき出版」のが使いやすかったです)

そんな研究会発行というのは他の投資本ではあまり考えづらいですね。
ダイヤモンド出版だったり、パンローリングだったりしますから。

さて本題…の前に本の外装について。
コレ、地味に高いんですよw 定価2,500円+税ということで、ねえ。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」と同額というね。

と、外装から外れましたが、こちらも”大学の教科書”みたいな作りで。
持ってるだけで"しゅごい人"感ある。「Um…バリュー投資家ですが何か?」的な。

で、本題。
内容としては、合計12人の投資家に著者がインタビューしてそれをまとめたものです。
しかもこの投資家というのが、巷で言う「バリュー投資家」と称される方々なわけです。

読んでみると、やはりぐっと来る言葉がいっぱいあるわけです。
その言葉というのはバリュー投資家のそれに従うわけで、後ろに流れているものは似通っているんでしょう。
そういったことを考えると、この本をオススメできるのはやはりバリュー投資家へ、なんでしょうね。
あるいは、バリュー投資家ってどんなこと考えているの?という方向けでしょうか。
そんなところです。

それでは長くなりましたが、引用を含めて終わります。
(引用は赤字です)
…引用と言いますと、どうしても断片的な切り出しになり、本来持つ意味が伝わらないというのはあります。
そういった意味ではやはり本を手に取って自分でアレコレ考える方がいいんでしょう。
たださわりだけでも引用することで、どんな本か伝わればいいな、というのがわたしのスタンスですので
あらかじめごりょーしょーください。

マーケットで生き残ることは、戦場で生き残ることと本質的に同じことだ。できるだけ損失を出さないようにして生き残ることができれば、結果的にいくらかの財産ができているものさ。(P.9)(ウォルター・シュロス)

投資においてやるべきことは、生き残る確率が高い企業を見つけ出すことだ。(P.76)(ウィリアム・ブラウン)

損失を出さないことも成功の一つなのだ。(P.94)(ジャン・マリー・エベヤール)

重要なのは目先のことではなく、今後10年間にわたってそのビジネスはうまくやっていけるかということだ。(P.127)(フランチェスコ・ガルシア・パラメス)

要するにバリュー投資とはよいビジネスを買うことであり、株価の短期の変動など彼にとっては無意味だった。(P.189)(ティング・イック・リーエン)

結局、自分が満足できる価格を見つけることが重要で、他人がどう考えるだろうかとか、マーケットはどう反応するかなんて気にするべきではないんだよ。(P.219)(ヴィーニー・イェ)


どうでしょうか。いろいろな国の方々ですが、なんとなく共通する理念みたいなものを感じますね。
わたしとしては読み物としてとても楽しめました。また気が向いたら読みたいと思います。

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モカヲ

Author:モカヲ
30代サラリーマンです。
2008年頃から投資をしてます。
(これが講じてFP技能士2級取得)

個別株で失敗を繰り返し、
とうとうETFにたどり着く。
これが今のベターと知りつつも、
ムラッけから個別株も物色中…

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